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記憶の栞<#25-1217> 果てしなきスカーレット 内容バレアリ

どうも。
710です。なんとか生きています。
この更新頻度の低さは単純に惰性です。反省反省……と。

今日は映画「果てしなきスカーレット」を見てきたので、自分なりに感想を書こうと思いました。
世間では賛否両論だったり、SNSなんかではこっぴどく評価されてたりするらしいじゃないですか。
細田監督の作品は、もともとある程度賛否分かれる雰囲気があると”勝手に”思ってます。
が、変な俗称までつけられていると聞いて、逆に情報を入れず自分の目で確かめたいと思い、
劇場に足を運ぶことにしました。

でも1割ほどは怖いもの見たさな気持ちもあったり……

入場特典(色紙)もいただきました。

[ NOT IMAGE ]

未来のミライでした。
考えてみれば私、細田監督の作品を観ること自体バケモノの子以来ですし、劇場で観るのは初めての経験でした。
時間のある時に残り2作も見ようと思います。

あ、あと一応注意を。
内容に触れる文章がありますので内容バレ注意です。
また個人の意見、考えが多分に含まれますので、ご理解いただけますと幸いです。
ならびに、執筆時点では特に他の情報を入れていないので

見当違いな文章がある場合がございます。この点ご了承ください。

1. 全体を通してのふんわりとした感想

結論から言えば、面白かったし楽しめた。です。
現在のイオンシネマの一般料金が1800円ですが、現代風に言えばコスパが悪い、などとは一切感じず。
むしろ様々なノイズを入れず、自分の目で観ることができてとても良かったとさえ感じます。

とはいえこれは、私が”作品”に対して良い・悪いという判断基準を持っていないからです。
基本的に作品自体には全肯定マンなのです。
そのうえで、確かに私も観ていた中で「…???」とか「?!」とか思ったところはありました。
この辺の要素が賛否両論あるんじゃないかなぁ?と思ったり。

物語を全体的に見たとき、主人公の目的、そのきっかけと過程、そして結果はきちんと描写されており、本筋の話で迷うことはあまりないと思います。時代の違う要素が混ざると大抵ごちゃごちゃになって理解が追い付かなくなるのですが、そのあたりのバランスはとろうとしてたんじゃないかなぁと。後述しますが一長一短といったところです。

それ以外のところで言えば、主人公・スカーレットのキャラクターに対して芦田さんの声優がえらくうまかったです。
よく演じれるなぁという感嘆。途中で気づいた後数分は芦田さんに引っ張られましたが、気にならないくらいキャラクターが立ってたなぁと思います。ここも少し後述したいところ。

物語の中に世界が3つ(主人公側 / 男子側 / 死者の国)あるわけですからカオスなものですが、スカーレット視点で物語の筋は通ってると思いますし、全体の8割くらいはちゃんとした冒険と彼女の成長が観られていい作品でした。

また観に行きたい作品です。今度は一人じゃなく友人と一緒に。語ってみたい。


–以下、内容バレあります–


2. 「?」を感じたシーン

2-1. 聖君側の世界の要素少なすぎないか?

いわゆる相棒枠の聖君ですが、生と死、そして様々な時間があいまいになっている死者の国において、聖君側の世界の要素がマジで聖君しかないことに対しては、素直に浮きすぎじゃないか?となりました。
というより、同じタイミングで内乱か何かが起こってスカーレット側の人間が大量に入り込んでしまった結果、そう見えているのか……

スカーレットの意識の中の話だったと言われたらそう見えてしまうのですが、聖君が浮きすぎているおかげで死者の国が別の世界、そしてそこにそれぞれ来てしまったという流れに納得できる材料になります。

死者の国自体の雰囲気がスカーレット側に近く感じたので余計に浮いて見えたのかもしれません。
つまりどっちの要素も少なかった説。たまたま死者の国に対してスカーレット側が浮いていなかっただけ説。

↑こんな感じですかね?

頼れる相棒へと成長したんだろうなとは感じましたが、その過程をスカーレット視点で見ているようなものだったので、聖君なりの葛藤とかがより垣間見えても味が出たんじゃないかな~…と。相棒枠でしょうし。
ストーリーにケチをつけるさらさらありません。時間/尺が足りなかったんだろうと勝手に思っておきます。

というか持ち込めるような聖君側の他の要素がないのでそらそうか、と書きながら思い始めました。
それであそこまでキャラクターを出せていたのでさすがの手腕です。

2-2. 唐突なダンスシーン

聖君が演奏する現代の曲に心打たれ、決意をあらたにするいいシーンです。
スカーレットへの衝撃がとんでもないものだったというのはわかりますが、そこからまた別の世界で自分たちを含む大勢の人間が楽しく踊っている姿を見ます。こういう世界もあったのかもしれないと。

びっくりするくらい温度感が変わってシリアスな展開に急ブレーキをかけられた気分でした。
なかなか瞬時に飲みこめないんじゃないかと個人的には思います。

何回か観なおしたいくらい印象に残ってるシーンでした。


余談。
序盤に叫んだりするシーンが多いのですが、これに関してはさすがに多すぎというか長すぎというか、そんな印象を受けました。監督の癖だったりするんですかね。癖なら仕方ない。

3. スカーレットのキャラクター

スカーレットですが、マジで終盤の方までロクに笑顔を見せない、というかずっと眉をひそめているのに表情が豊かなんですよね。疑心や苦痛への表現が多いというか。
それ故にダンスシーン前後の希望を見出した時の表情や、ラストシーンのすっきりした表情がよりよいものに見えました。

また、聖君が敵だろうと治療しようとする姿に、国王の、相手の信頼を勝ち取ろうとする姿勢と同じようなものを感じていたように思えました。
まあ…恋愛感情を抱いていた…これも順当にそうだとは思うのですが…

聖君と別れるシーンでのスカーレットの声が、親と別れたくない子供のような声に感じたんですよねぇ……
意図していたかは分かりませんが、このシーンあたりのスカーレットが子供の我儘のようにふるまっているように見えたのです。

精神面がめちゃくちゃ不安定(それはそう)で、復讐という目的でそれを抑えていたはずなのに、目的が揺らぎ始めてきたときの彼女の葛藤と絶望。これがまあなんという魅力か。
散々騙されりゃそりゃ精神が不安定になってもしゃあないですわな。

そして自分を許せるようになるという成長。カタルシスってやつですかね。

こんな感情の起伏が激しいキャラクターを演じきれる芦田さんが本当にすごいと思いました。
さすがベテラン俳優。

4.さいごに

世間的にはなんだかんだといわれていますが、FA描きたい~と思うくらいには私は非常に満足できました。
やはり気になった作品はレビューより自分の足で劇場へ観に行くに限りますね。

私は”作品”と”制作者”を基本分けて考えるようにしています。
この考え方ができるのは得だなぁと感じることもしばしば。

今回はそれが当たったようでよかったです。

ページ作成者

KEPLER-710 p の管理者。
現地のワープホールを活用して地球を行ったり来たりしている。
現在はしばらく定着中。